【過去問解説#004】合成抵抗のひっかけ「ショートした抵抗は消える」
ミリア
今回から実際の試験問題を使って解説していくよ!記念すべき1問目は、今年(2026年上期)の学科試験の問1。シンプルに見えて、めちゃくちゃ性格の悪い(褒めてる)ひっかけが仕込まれてるの⚡
今日の過去問(本物)
出典:令和8年度上期 第二種電気工事士 学科試験(筆記方式)問1/一般財団法人 電気技術者試験センター
まず多数派の(間違った)解き方
パッと見はこう考えたくなります。
- 左側は5Ωが2本並列 → 2.5Ω
- それと右上の5Ωが直列 → 2.5 + 5 = 7.5Ω(ハ)
…はい、これが出題者の用意した罠です。
ミリア
図をよーく見て。右下の辺、ただの導線でしょ?真ん中の縦線から、抵抗を通らずにbまで行けちゃう道があるの。
正しい解き方:「ショートした抵抗は消える」
電気は抵抗のない道(導線)があれば、そっちを全部通ります。 右上の5Ωは、ただの導線と並列=短絡(ショート)されているので、存在しないのと同じ。
すると回路はこうなります:
- 右上の5Ωを消しゴムで消す(0Ωの導線だけ残る)
- 残るのは「aとbの間に5Ωが2本並列」なだけの回路
- 同じ値の並列は半分 → 5 ÷ 2 = 2.5Ω
▶ 答えを見る
正解: イ(2.5Ω)(公式解答で確認済み)
同じ値の抵抗の並列は「値 ÷ 本数」。5Ωが2本なら2.5Ω、3本なら約1.67Ωです。
ここだけ覚えて帰って
- 導線でバイパスされた抵抗は「無いもの」として消してよい(短絡)
- 同じ値の並列は「÷ 本数」
- 合成抵抗の問題は、計算の前に**「消せる抵抗がないか」を探す**のが先